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2000年6月

2000年6月12日成田発ミネアポリス経由でIowa州のCedar Rapidsに到着。飛行場には木村健先生と奥様がお出迎えに来て下さった。木村先生のキャデラックに乗って、とうもろこし畑でいっぱいの 景色を見ながら、Iowa cityに向かった。その夜は木村先生たくで夕飯をご馳走になった。

 

6月13日から、木村先生と奥様、カミさんとアパートの契約を済ませて(早口のジェイスンの英語がさっぱり分からず、今後が心配になったが)、すぐに寝れるようにベッドを買いに行ったり、必要な家具をそろえにリサイクルショップに行く。Social Security Numberの手続きもしてもらい、さらに中古車を購入した。約7500ドルで諸費用込みで9000ドルかかった。車はクライスラーの3.5リットルカーのCONCORDE、8年もの。5日後にIowa大学に行く。

  

木村先生がIowa大学医学部の小児外科外来を見学させてくれる。日本と違うのは診察室がたくさんあって、患者さんはそれぞれその
診察室で待って、数人の医者がその診察室に出向いて診察するスタイルだ。患者さんにとっては理想的と思う。ここで、小生のボスで
あるAnthony Sandlerを紹介される。年齢は42,3歳でリンゴスターに似ていた。AnthonyとResearch Centerの3階の研究室にむかう。
小生の方が年上だが、そんなことは気にしないでくれと話す。彼は、無報酬で研究のためにIowaに来た小生に、「good impression」と
言ってくれた。テーマは壮大でやりがいのあるものだ。。<ガンをワクチンで治そう。>というものだ。そう腫瘍ワクチンの研究だ。
特に小児ガンではそうだが、骨髄移植を含めた造血幹細胞移植による治療で、化学療法だけでは治らない白血病などの多くのガン患
者に大きな福音を与えた。しかしながら、そのような超強力な治療法でも治らない患者をどう救うかということが、これからの課題だ。
そこで、遺伝子治療を含めた腫瘍ワクチンの位置づけがあろう。このようなテーマで研究できるのは最高の喜びである。
これから実験の日々だ。聖マリアンナ大学小児科でモルモットを使って研究しようとした時、動物小屋に行って注文したモルモットと眼
があった時に、そのまま引き返してしまって、自分は動物実験はできないと思ったけど・・・・・。マウスとの戦いだ。無駄死にさせないよ
うにしなきゃあと思った。